毎日欠かさず飲むコーヒー。そのコーヒー豆を焙煎しておりますが、”美味しい”、”好みの味”は飲まれる方によって好みが様々で、浅煎りのコーヒー、
フルーティーなコーヒー、苦み、酸味のバランスのとれたもの、深煎りの飲みごたえのあるコーヒーなど味の好みは幅広く、ある意味正解はないのですが
よりコーヒーを美味しくする手立てはいくつかあります。特にコーヒーの焙煎する時点において大切だと思うことは、
① 生豆の品質
② 徹底した選別(ハンドピック)
③ 焙煎してからお飲みいただくまでの鮮度
④ 焙煎機と焙煎技術
お客様側においては、抽出器具やコーヒーミル、抽出技術といった部分での味の良し悪しも決まりますが、自家焙煎店としてのこだわりとしては、①、④に
おいては信頼できるメーカー、商社からのアイテムを使用しておりますので安定的な味を作り出せるかと思います。自分自身が特にこだわっているのは、②と
③で、店舗での店頭販売とネットショップでのストレート豆は焙煎して保管はせず、ご注文をいただいてから焙煎し、最高の鮮度の状態でお飲みいただけるように
販売しております。焙煎してから正解かどうかわかりませんが2~3日めからが最高に香り、風味、余韻、甘みなど強くでると感じます。個人的感想ですが
焙煎してから日数が経過していくほど酸味が強くなっていくようで、鮮度のいいコーヒーは甘みは感じますが酸味はそれほど感じないように思います。
また、一番こだわっているのが、”ハンドピックによる選別”です。生豆によっては30~40%近くハンドピックによって取り除く品種もあり、そちらにかかる
時間と労力は根気と努力のいる作業です。常にハンドピックする際には”こんなもんでいいだろう”ではなく、”これだけやったから美味しくなるだろう、これでどうだ”
という気持ちで取り除いています。ほぼ、毎日早朝から3時間、夜も3~4時間ハンドピックを行っておりますが、特に夜遅くなってくると、睡魔との闘いでもあり、
そんな時は懐かしの80年代のユーロビートを聞きながら作業に没頭します。1日の始まりは生豆と向き合い、1日の終わりも生豆のお相手をする日々ですが、お客様
からの”美味しかった””すごく飲みやすかった”どれをのんでも美味しいね”といったお言葉が励みと活力になり頑張れております。お客様に感謝です。これからも
ガンガン生豆の不良豆を取り除き、一人でも多くの方に気に入っていただけるように頑張りますです。